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“架” jià ,“台” tái (保坂 律子)                        ~ 【相原茂:監修】 「どうちがう?似たものことば」(28)


>>目 次             

●第28回

“架”と“台”はいずれもある種の機械、計器を数えるのに用いる。この意味では①、②のように
どちらも使うことができる。


①我买了一(架/台) 缝纫机。
Wǒ mǎi le yī (jià /tái)féngrènjī。
(私はミシンを一台買った。)

②上回运来的机器, (架架/台台) 的合格。
Shànghuí yùnlái de jīqì,(jiàjia/táitai) de hégé 。
(この前届いた機器はすべて規格に合っていた。)


“架”で数える対象物は「支え」や「支柱」、「スタンド」や「脚」を持つが、これら「支え」部分は対象物
の核心ではないこと、また本来の機能を担う核心部分は「支え」によって地面や床から離れて存在
することがポイントである。

たとえば、“飞机” fēijī(飛行機)や“直升机” zhíshēngjī(ヘリコプター)は地上で機体を支える「脚」
を持つが、この脚は空を飛ぶという本来の機能とは関係がない。脚があっても机や椅子を“架”で数え
ないのは、机や椅子の脚は本来の機能を担う本体部分だからである。

一方“台”で数える対象物は、机や地面など何かに直接ペタンと置いた状態で使うものである。
したがって飛行機やヘリコプターは③のように“架”で数え、“台”で数えることはできない。
④の“拖拉机” tuōlājī(トラクター)は地面を這うようにキャタピラーで進むので“架”で数えることは
できない。⑤の“电脑” diànnǎo(パソコン)も同様に机などに置いて使うため“架”は使えない。


③机场上停着几十架(*台)波音飞机。
Jīchǎng shang tíngzhe jǐ shí jià (* tái)Bōyīn fēijī 。
(空港に数十機のボーイング旅客機が停まっている。)

④他们又添置了一台(*架)小型拖拉机。
Tāmen yòu tiānzhì le yī tái (* jià)xiǎoxíng tuōlājī。
(彼らはまた小型トラクターを一台買い足した。)

⑤我想买一台(*架)电脑。
Wǒ xiǎng mǎi yì tái (* jià) diànnǎo。
(私はパソコンを一台買いたい。)


このほか身近なものでは“手机”shǒujī (携帯電話),“电冰箱”diànbīngxiāng(冷蔵庫),
“马达”mǎdá(モーター)も“台”で数え,“架”では数えられない。

“钢琴” gāngqín(ピアノ)は⑥のように“架”、“台”のどちらでも数えるが、3本脚で床から離れて
本体部分があるグランドピアノは必ず“架”で数え、アップライトピアノなら“台”で数えるのがふつうである。


⑥客厅里有一(架/台)钢琴。
Kètīng lǐ yǒu yí (jià / tái) gāngqín。
(応接間にはピアノが一台ある)


“架”、“台”のどちらでも数えるものには、ほかに“起重机” qǐzhòngjī(クレーン),“电视机” diànshìjī
(テレビ)”、“照相机” zhàoxiàngjī(カメラ)などがあるが、2つの量詞を自由に使ってよいわけではない。

「支え」や「スタンド」などによって本体の核心部分が空間にある場合は“架”で数え、何かに密着して
置かれていたら“台”で数える。たとえば①の“缝纫机”も足踏みミシンや工業用ミシンなら“架”で、机
やテーブルに載せて使うポータブルミシンなら“台”で数える。“照相机”も三脚付のカメラは必ず“架”で
数え、普通のカメラは“台”で数える。小さなデジカメなら“个”でも数える。

“台”で数えるものはすべて機械性のものだが、“架”は非機械性のものでも「支え」や「支柱」などが
特徴的なものには用いることができる。支えの棚や添え木のある“葡萄” pútao(葡萄),“藤萝”
téngluó(ふじ),“黄瓜”huánggua (きゅうり)なども“架”で数えることができる。
“台”にはこの用法はない。棚や支えのない木や苗そのものを数えるには、もちろん“棵”kēを用いる。


⑦院子里种着一架(*台)葡萄。
Yuànzi lǐ zhòngzhe yí jià (* tái) pútao。
(中庭には葡萄だながある。)
 


(執筆:保坂 律子)




相原 茂: 東京教育大学修士課程修了。明治大学助教授、お茶の水女子大学教授を経て、
現在中国語教育の第一人者として活躍中。NHK中国語講座を長年担当。
中国語コミュニケーション能力検定(TECC)を実施している中国語コミュニュケーション協会代表。

『はじめての中国語』『 Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 』『 中国語空耳ワールド 』等、著書多数。

●相原 茂ホームページ:



中国語コミュニケーション能力検定(TECC)




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