
“~,是不是?”“~是不是~?”“是不是~?”shì bu shì (楊華) ~ 【相原茂:監修】 「どうちがう?似たものことば」(65)

似ているけど、使い方はどう違うの?」中国語の専門家達が類義語に関する話をわかりやすく
解説しています。相原茂先生監修のコラムです!
目 次
●第65回
確認を求める“是不是”疑問文は、自分の推測を聞き手に確認する意味を表し、「~では
ないか」、「~でしょうか」の意味をもっている。“是不是”を用いた構文は多くの意味を表し
ているが、ここで扱うのは「〜でしょ?」と話し手の推測を聞き手に確認する用法の“是不是”
に限る。以下のような反復疑問文の“是不是”は扱わない。
・我不知那些演员是不是美国人。〈それらの俳優はアメリカ人であるかどうか知らない〉
・白马是不是马?〈白馬は馬ですか〉
なお用例1)“她是不是汉语老师?”には2義性があり,反復疑問文としての,全く予断を
含まないオープンな疑問文としてのそれと,話し手の推測を聞き手に確認する用法の“她是
不是(是)汉语老师?”であり,このときは述語の(是)が本来はあり,それが同音重複によ
り省かれている。
1)她是不是(是)汉语老师?
Tā shì bu shì Hànyǔ lǎoshī?
〈彼女は中国語の先生なんでしょ?〉
——是/对,她是汉语老师。
Shì/Duì,tā shì Hànyǔ lǎoshī。
〈はい、彼女は中国語の先生です〉
2)田中是不是回去了?
Tiánzhōng shì bu shì huíqù le?
〈田中さんはもう帰ったでしょうか〉
——是的/对,他回去了。
Shì de/Duì,tā huíqù le。
〈はい、彼はもう帰りました〉
“是不是”を用いた構文が推測・確認の意味を表す場合、“是不是”の文中での語順は一
定の自由度がある。
すなわち、“~,是不是?”“~是不是~?”“是不是~?”の形で、平叙文の述語の前に
置いても、文頭、文末に置いてもよい。
1)a她是汉语老师,是不是?
Tā shì Hànyǔ lǎoshī,shì bu shì?
〈彼女は中国語の先生です。そうでしょ?〉
b她是不是(是)汉语老师?
Tā shì bu shì Hànyǔ lǎoshī?
〈彼女は中国語の先生でしょ?〉
c是不是她是汉语老师?
Shì bu shì tā shì Hànyǔ lǎoshī?
〈彼女は中国語の先生でしょ?〉
2)a田中回去了,是不是?
Tiánzhōng huíqù le,shì bu shì?
〈田中さんは帰ったね、そうでしょ?〉
b田中是不是回去了?
Tiánzhōng shì bu shì huíqù le?
〈田中さんは帰ったでしょ?〉
c是不是田中回去了?
Shì bu shì Tiánzhōng huíqù le?
〈田中さんは帰ったでしょ?〉
“是不是”の文中での位置によって、推測・確認を表す意味範疇に違いが存在していると
考えられる。文末に置く“~,是不是?”は話し手の確かな見当を相手に強い語気で確
認し、相手の同調を得たいという意味をもっている。確認しようとする内容は“是不是”の
前の文全体の事柄である。
文中に置く“~是不是~?”はやはり話し手の推測について相手から確証を得たい意味
をもっていて、確認しようとする内容は発音のストレスによって、“是不是”の後の文の述語
部分或いは文全体の事柄である。例えば、用例2)bの発音のストレスが“回去了”に置け
ば、確認しようとする内容は文の述語部分の“回去了”になるが、発音のストレスが“是不
是”に置けば、確認しようとする内容は“田中回去了”という文全体になる。
文頭に置く“是不是~?”も相手から確証を得たい意味をもっているが、確認しようとする
内容は発音のストレスによって、文の主語部分または文全体の事柄である。
例えば、用例2)cの発音のストレスが“田中”に置けば、確認しようとする内容は文の主語
部分の“田中”になるが、発音のストレスが“是不是”に置けば、確認しようとする内容は
“田中回去了”という文全体になる。
1)a-1她肯定是汉语老师,是不是?
Tā kěndìng shì Hànyǔ lǎoshī,shì bu shì?
〈彼女はきっと中国語の先生です。そうでしょ?〉
a-2她大概是汉语老师,是不是?
Tā dàgài shì Hànyǔ lǎoshī,shì bu shì??
〈彼女はたぶん中国語の先生です。そうでしょ?〉
b-1她是不是肯定是汉语老师?
b-2她是不是大概是汉语老师?(×)
c-1是不是她肯定是汉语老师?
c-2是不是她大概是汉语老师?(×)
話し手が前もってある事実や状況に対してすでに確かな見通しや見当がついていて、さら
に確証を得たい場合、確実性の高いことを表す語気副詞“肯定”“一定”などとは共起し
やすいが、確実性の高くない語気副詞“大概”“也许”“可能”“恐怕”などとは共起しにく
い特徴がある。具体的にいうと、文中型“~是不是~?”と文頭型“是不是~?”は、
語気副詞との共起は制限があるが、文末型“~,是不是?”は語気副詞との共起につ
いてはあまり制限が見られない。文末型“~,是不是?”は確実性の高い副詞から確実
性の低い副詞まで、数多くの語気副詞と共起できる。文全体の事柄をまとめて確認しよ
うとする内容と関係があると思われる。以下も同例である。
2)a-1田中肯定回去了,是不是?
Tiánzhōng kěndìng huíqù le,shì bu shì?
〈田中さんはきっと帰ったね、そうでしょ?〉
a-2田中大概回去了,是不是?
Tiánzhōng dàgài huíqù le,shì bu shì?
〈田中さんはたぶん帰ったね、そうでしょ?〉
b-1田中是不是肯定回去了?
b-2田中是不是大概回去了?(×)
c-1是不是田中肯定回去了?
c-2是不是田中大概回去了?(×)
(執筆者:楊華)
相原 茂: 東京教育大学修士課程修了。明治大学助教授、お茶の水女子大学教授を経て、
現在中国語教育の第一人者として活躍中。NHK中国語講座を長年担当。
中国語コミュニケーション能力検定(TECC)を実施している中国語コミュニュケーション協会代表。
『はじめての中国語』『 Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 』『 中国語空耳ワールド 』等、著書多数。
●相原 茂ホームページ:

中国語コミュニケーション能力検定(TECC)
解説しています。相原茂先生監修のコラムです!
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●第65回
確認を求める“是不是”疑問文は、自分の推測を聞き手に確認する意味を表し、「~では
ないか」、「~でしょうか」の意味をもっている。“是不是”を用いた構文は多くの意味を表し
ているが、ここで扱うのは「〜でしょ?」と話し手の推測を聞き手に確認する用法の“是不是”
に限る。以下のような反復疑問文の“是不是”は扱わない。
・我不知那些演员是不是美国人。〈それらの俳優はアメリカ人であるかどうか知らない〉
・白马是不是马?〈白馬は馬ですか〉
なお用例1)“她是不是汉语老师?”には2義性があり,反復疑問文としての,全く予断を
含まないオープンな疑問文としてのそれと,話し手の推測を聞き手に確認する用法の“她是
不是(是)汉语老师?”であり,このときは述語の(是)が本来はあり,それが同音重複によ
り省かれている。
1)她是不是(是)汉语老师?
Tā shì bu shì Hànyǔ lǎoshī?
〈彼女は中国語の先生なんでしょ?〉
——是/对,她是汉语老师。
Shì/Duì,tā shì Hànyǔ lǎoshī。
〈はい、彼女は中国語の先生です〉
2)田中是不是回去了?
Tiánzhōng shì bu shì huíqù le?
〈田中さんはもう帰ったでしょうか〉
——是的/对,他回去了。
Shì de/Duì,tā huíqù le。
〈はい、彼はもう帰りました〉
“是不是”を用いた構文が推測・確認の意味を表す場合、“是不是”の文中での語順は一
定の自由度がある。
すなわち、“~,是不是?”“~是不是~?”“是不是~?”の形で、平叙文の述語の前に
置いても、文頭、文末に置いてもよい。
1)a她是汉语老师,是不是?
Tā shì Hànyǔ lǎoshī,shì bu shì?
〈彼女は中国語の先生です。そうでしょ?〉
b她是不是(是)汉语老师?
Tā shì bu shì Hànyǔ lǎoshī?
〈彼女は中国語の先生でしょ?〉
c是不是她是汉语老师?
Shì bu shì tā shì Hànyǔ lǎoshī?
〈彼女は中国語の先生でしょ?〉
2)a田中回去了,是不是?
Tiánzhōng huíqù le,shì bu shì?
〈田中さんは帰ったね、そうでしょ?〉
b田中是不是回去了?
Tiánzhōng shì bu shì huíqù le?
〈田中さんは帰ったでしょ?〉
c是不是田中回去了?
Shì bu shì Tiánzhōng huíqù le?
〈田中さんは帰ったでしょ?〉
“是不是”の文中での位置によって、推測・確認を表す意味範疇に違いが存在していると
考えられる。文末に置く“~,是不是?”は話し手の確かな見当を相手に強い語気で確
認し、相手の同調を得たいという意味をもっている。確認しようとする内容は“是不是”の
前の文全体の事柄である。
文中に置く“~是不是~?”はやはり話し手の推測について相手から確証を得たい意味
をもっていて、確認しようとする内容は発音のストレスによって、“是不是”の後の文の述語
部分或いは文全体の事柄である。例えば、用例2)bの発音のストレスが“回去了”に置け
ば、確認しようとする内容は文の述語部分の“回去了”になるが、発音のストレスが“是不
是”に置けば、確認しようとする内容は“田中回去了”という文全体になる。
文頭に置く“是不是~?”も相手から確証を得たい意味をもっているが、確認しようとする
内容は発音のストレスによって、文の主語部分または文全体の事柄である。
例えば、用例2)cの発音のストレスが“田中”に置けば、確認しようとする内容は文の主語
部分の“田中”になるが、発音のストレスが“是不是”に置けば、確認しようとする内容は
“田中回去了”という文全体になる。
1)a-1她肯定是汉语老师,是不是?
Tā kěndìng shì Hànyǔ lǎoshī,shì bu shì?
〈彼女はきっと中国語の先生です。そうでしょ?〉
a-2她大概是汉语老师,是不是?
Tā dàgài shì Hànyǔ lǎoshī,shì bu shì??
〈彼女はたぶん中国語の先生です。そうでしょ?〉
b-1她是不是肯定是汉语老师?
b-2她是不是大概是汉语老师?(×)
c-1是不是她肯定是汉语老师?
c-2是不是她大概是汉语老师?(×)
話し手が前もってある事実や状況に対してすでに確かな見通しや見当がついていて、さら
に確証を得たい場合、確実性の高いことを表す語気副詞“肯定”“一定”などとは共起し
やすいが、確実性の高くない語気副詞“大概”“也许”“可能”“恐怕”などとは共起しにく
い特徴がある。具体的にいうと、文中型“~是不是~?”と文頭型“是不是~?”は、
語気副詞との共起は制限があるが、文末型“~,是不是?”は語気副詞との共起につ
いてはあまり制限が見られない。文末型“~,是不是?”は確実性の高い副詞から確実
性の低い副詞まで、数多くの語気副詞と共起できる。文全体の事柄をまとめて確認しよ
うとする内容と関係があると思われる。以下も同例である。
2)a-1田中肯定回去了,是不是?
Tiánzhōng kěndìng huíqù le,shì bu shì?
〈田中さんはきっと帰ったね、そうでしょ?〉
a-2田中大概回去了,是不是?
Tiánzhōng dàgài huíqù le,shì bu shì?
〈田中さんはたぶん帰ったね、そうでしょ?〉
b-1田中是不是肯定回去了?
b-2田中是不是大概回去了?(×)
c-1是不是田中肯定回去了?
c-2是不是田中大概回去了?(×)
(執筆者:楊華)
相原 茂: 東京教育大学修士課程修了。明治大学助教授、お茶の水女子大学教授を経て、
現在中国語教育の第一人者として活躍中。NHK中国語講座を長年担当。
中国語コミュニケーション能力検定(TECC)を実施している中国語コミュニュケーション協会代表。
『はじめての中国語』『 Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 』『 中国語空耳ワールド 』等、著書多数。
●相原 茂ホームページ:
中国語コミュニケーション能力検定(TECC)








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